株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー平堀剛のブログ

Hot Willerへのエール

Hot Willerとは「独自の志を持ち、その実現に向けた活動を
実直に続けている人」を表す当社の造語です。そういう方々に向けた
応援メッセージを贈りたいという想いで毎月書いています。

#97

自社の“何でも聞ける度”は、どのくらいですか?

2016年4月4日

以前、こんな出来事がありました。
私の支援先の新人が、車で迎えに来てくれた時のことです。
「平堀さん、おはようございます。本日も、よろしくお願いします」
と、元気な挨拶をしてくれて、気持ちよく車に乗り込むと、
彼が運転席で妙な仕草をしていました。
何をしているのかしばらく様子をみていると、
車のサイドブレーキの場所を探していることがわかりました。
私が、
「○○さん、このタイプの車は、左の足もとにあるんですよ」
と教えると、彼は、恥ずかしそうに、
「すいません。自分の車と勝手が違いわかりませんでした。では、出発します」
と詫びました。

このやり取りで、私は、大きな疑問が浮かび、彼に尋ねました。
「ところで、会社から出発するときにも、
サイドブレーキを解除しなければならないはずなんだけど、
そのときは、どうしたの?」
彼は、頭をかきながら、
「わからなかったので、サイドブレーキをかけたまま、ここまで走ってきました」
と、答えました。

これは、大問題です。
何が?
サイドブレーキをかけたまま車を走らせたこと。
それは、もちろんですが、それ以上の問題があります。

私は、彼に、次の確認をしました。
「サイドブレーキの場所を教えてくださいと、会社の人に、聞かなかったの?」
「はい。みんな忙しそうだったので。」

みなさん、いかがでしょうか。

誰かに尋ねさえすればわかるのに、それをしない人って、周りにいませんか。
あるいは、ご自身がそうなっていませんか。

先の事例に出した彼にも、言い分はあります。
・先輩が怖い。
・何か聞くと、そんなことくらい自分で調べろと言われる。
・些細なことで手間を取らせたくない。
・聞いたら恥ずかしい。

でも、わからないまま、あるいは不完全な理解のまま事を始めてしまい
(サイドブレーキを解除しないまま車を走らせてしまい)、
何かが起きたらどうなるのでしょうか。

今は、ネット検索をすれば、大概の情報は得られます。
やり方もわかります。
こんなに便利なツールを使わない手はありません。
いや、この日進月歩するIT技術は、積極的に使いこなすべきものです。
また、IT、すなわちパソコンと接しても、
・叱られたり
・こんなこと自分で調べろと言われたり、
・面倒くさい表情をされたり
・こんなことも知らいないんだと茶化されたり
することは、ありません。

ですので、人に聞くより検索した方が気楽ですし、より正確な情報も得られます。
結果、人と接する機会が大幅に減少してしまいました。
人と接する機会が減れば、人との関係性も希薄化していきます。
すると、人との接点で発生するストレスに対しての耐性が養われません。

IT技術の高度化が進むと、人と直接接する機会が減少する。
このような時代だからこそ、人に尋ね、それに応える会話力や感受性を、
意図して鍛えるべきなのではないでしょうか。
それは、チーム力は、人との関係性を深めながら培われるからです。

ダニエル・キム教授が提唱した成功の循環モデルでも
「関係性の伴ったチームが良い発想をし、
この発想から良い行動が生まれ、期待する成果が創出される」と説かれています。

従って、「この車のサイドブレーキはどこにありますか?」
と尋ねられる関係性の構築が理想のようです。

さて、あなたの会社の“何でも聞ける度”は、どの位でしょうか。
もし、課題があるようでしたら、我々にご一報ください。
決して「こちらをご覧ください」とマニュアルっぽい対応は致しませんので。(笑)

 

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代表取締役パートナー

平堀 剛

Hirabori Tsuyoshi

平堀 剛

1961年生まれ。東京都出身。

経歴

大学卒業後、電機メーカーに就職。先端技術の開発に汗を流すエンジニアを目の当たりにし、自分も何かをしたいと一念発起。学生時代からの夢、事業家(経営のプロ)を志しコンサルティング会社に転職。数多くの業界の経営実務に携わり上場(マザーズ)も経験した後に、小川とともに当社を起業。

コンサルティング・ポリシー

『本当の楽しみは、苦しみを乗り越えた者のみが味わえる』

支援実績(得意分野)

  • ◆目標達成に執着する管理者の養成
  • ◆顧客を愛顧客にする営業パーソンの育成
  • ◆中途・新卒社員の早期戦力化支援
  • ◆社員定着率の圧倒的な改善

当社での役割

  • ◆当社社員の家族への感謝の手紙発送
  • ◆社内懇親会のお店探しと予約
  • ◆参加が楽しくなる会議の企画進行
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