株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング

代表取締役パートナー小川晴寿のブログ

Something H

当社の社名でもあり、コンサルティングのコンセプトであるH(アッシュ)。
Humanity,Honest,Hospitality,Humor, Health,Hard,Historyの
7つのH以外にもHのつく言葉にこだわって、
いい会社づくりに役立つ情報を提供していきたいと思います。

#196

来年、就活生になる君へ ~その2~

2024年7月31日

前回のコラムは、想像を超えるたくさんの反響をいただきました。

3年前の息子に宛てたメッセージの時もそうでした。
こんな駄文・拙文をお読みいただき、本当にありがとうございます。

当の本人は、まったく関心を示していませんが、
パソコンを使えるようになった我が父が、こっそり読んでいるように、
子どもたちも、いつかこのコラムのアーカイブを目にする時が来るでしょう。
その来るべき日に向けて、粛々と書き綴るのみです。

今月も経営コンサルタントの父親から来年就活生になる娘へ宛てたメッセージ「その2」です。

「その1」はコチラです↓↓↓
https://www.h-mbo.com/blog/ogawa/0195/

その1の最後で予告した内容と一部変更した箇所があります。
1ケ月経って、筆を進めていく中で、気持ちの変化がありました。ご了承ください。
それでは、お付き合いのほど、よろしくお願いしますm(__)m

6.目に見えないものがやりがいに大きな影響をあたえる

企業を比較検討する項目は、大きく分けて2つあります。

1つは、売上や利益、従業員数、拠点数、平均年収、上場か非上場かの区分、
何らかの表彰を受けた受賞歴など、数字や文字にできて、
自分の目で見ることができるもの。

もう1つは、経営理念やミッション、パーパスなど、
その企業が大切にしている価値観や考え方を根底とした空気や文化などの
目に見えないものです。

私は、あなたたちが小さい時から支援先が経営するレストランに連れていきました。
大学生になって、自分の意思でお店を選んでいくようになって、
私が連れていったお店の空気の良さにあらためて感心してくれていますね。
それがとても嬉しいです。

労働者は、企業に対して「働きやすさ」と「やりがい」を求めます。
目に見えるものは、働きやすさに影響を及ぼし、
目に見えないものはやりがいに作用します。
どちらが大事かと言えば、私は断然やりがいだと考えています。
やりがいを感じていない仕事に、報酬や休日のためにしがみつくのはまっぴら御免です。

でも、年齢を重ねてくると、我が子に良い教育を受けさせたり、
住宅ローンを支払ったりするために、やりがいではなく、
働きやすさ(=待遇や雇用条件)で仕事を選ぶ人が増えてきます。

私は、あなたにあなたが30歳、40歳になった時、
胸を張って「やりがいで仕事を選んでいる」と言ってもらいたい。
だからこそ、会社選びの時に、目に見えないものを大切にしてほしいのです。

 

7.選ぶことから逃げてはいけない

人間の腕は2本しかない。
あなたにたくさんの仲のいい友人がいたとしても、手を繋ぐことができる相手は二人だ。
だから、「好きな人と手を繋ぎなさい」と言われたら、
繋ぐ人と繋がない人を峻別しなければならない。
こういう判断は、かなり心に負担のかかる作業なんだ。
でも、やらなければならない場面が必ず来る。

差し当たっては、複数の企業から内定をもらった時。
あなたが2つの企業から内定をもらったとして、態度をはっきりさせず、
両方の企業にいい顔をしていれば、傷つくことはありません。
態度をハッキリさせた瞬間に、一方の企業から冷たい態度をとられるかも知れないね。

ベストの選択をしたくて、自分でいろいろ調べたり、友人や先輩に聞いたり、
足掻いてみたところで学校のテストのような絶対の正解はありません。
そういう葛藤はあなたを人間として強くします。
だから逃げないでほしい。

そして、自分の選択を、自分の力で正解にするという気概で、
自分が選んだ答えと向き合って生きてもらいたい。
そして、安心していいよ、不正解以外はすべて正解にできるからね。

 

8.自分でコントロールできることに集中しなさい

就活においてあなたが自分の意思でコントロールできるのは、
①自分の特徴を理解すること
②自分の能力を磨く努力をすること
③環境を選ぶこと
の3つ。

面接官の考え方や価値観も、選考の結果も、仲のいい友人の就活も、
あなたにはコントロールできません。
選考の結果が良くなかったり、友人があなたの意中の企業から内定をもらったりすると
ネガティブな感情が湧き上がってくるけれど、
自分でコントロールできない領域の話だから、
あまりに長い時間クヨクヨと引きずるのはもったいないよ。

これは働き始めてからも同じ。
私の年齢になって、人生を後悔している人は、
自分でコントロールできないことに引っ張られ過ぎている傾向にあります。

人間だからネガティブな感情になる時もあるけれど、それをできるだけ短い時間で済ませて、
自分のやるべきことに集中することが大切です。
こういう能力を「レジリエンス」と言います。
アッシュでは井口君が詳しいから、次に会った時に聞いてみるといいでしょう。

 

9.最初の会社で人生は決まらない

いろいろあって、あなたの父は独立し、
自分でコンサルティング会社をやることになりましたが、
就職活動をしている時は、そんな未来なんて1ミリも描いていませんでした。

新卒で入った会社の同期からは
「小川はどんな組織に入っても卒なくやっていきそう」と言われたし、
自分でもそう思っていました(笑)

きっと、私の独立を一番驚いたのはお母さんでしょう。
「そんな人生、聞いてないよ!!!」ってね。

社会人を30年やって思うのは、社会人として最初の一歩を踏み出す会社は大事だけれど、
最初の会社で人生は決まらないということです。
ちなみに、あなたのお祖父ちゃんが最初に勤めたのは、鞄屋ですが、
引退する時は信金マンでした。

だから、最後の最後、迷ったら自分の直感に従って「エイッ、ヤー」で決めても大丈夫。
その後のキャリアは、どうにでも作れます。
ちなみに、あなたも好きなマクドナルドの創業者レイ・クロックが
ハンバーガーショップに出会ったのは52歳の時なんだよ。

 

10.関わってくれる人にリスペクトを

企業はあなたたちを採用するのに、たくさんのお金をかけています。
採用ナビに掲載するのも、学生のためにリクルートサイトを用意するのも
タダではありません。

学生のあなたたちからすれば、
「そんなの企業の勝手でしょ!こっちは頼んでないし…」と思うかもしれないね。

でも、本当にそうなのか、よく考えてほしい。
企業がお金をかけて工夫をするおかげで、
あなたたち学生は効率的に情報収集することができています。
Win-Winの関係なんじゃないかな。

この前、4月から社会人になったお兄ちゃんが、
自分の会社にエントリーしてくれた学生に電話を掛けていたのを覚えていますか?
お兄ちゃんの同期が、電話に出た大学生から「あんたウザイんだよ、死ね」と
罵詈雑言を浴びせられたって言っていましたね。

そこまで酷い話には、なかなか出会わないけれど、
連絡なしに面接をドタキャンする、都合が悪くなると電話に出なくなる、
自分の意思で断りたいにも関わらず「親が…」と責任転嫁する
というレベルの行為はよく耳にするよ。とっても悲しいよね。

多くの企業は、とても真剣に学生と向き合って採用活動をおこなっています。
だから、あなたも関わってくれたすべての人に、しっかり敬意を払って接してください。
無断欠席や勝手に音信不通なんてやったら我が家は勘当です(笑)

我が子以外の大学生が聞いたら、きっと「コイツ、面倒くせぇな」と思うでしょうね。
我が子だって思っているかもしれません。
でもいいんです。一向に構いません。
娘をはじめ、これから就職活動をする学生たちが、
少しでもいい社会人としてのスタートを切れるのであれば。

頑張れ! 就活生。
頑張れ! 我が娘。

 

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代表取締役パートナー

小川 晴寿

Ogawa Haruhisa

小川 晴寿

1969年生まれ。千葉県出身。

経歴

経営コンサルティング会社に8年半勤務した後、ベンチャー企業の取締役として経営に参画。同社が3年で東証マザーズへ上場を果たす一翼を担う。その後、“やりがいを感じられる職場を1つでも多く増やしたい”という想いから、平堀と共にアッシュ・マネジメント・コンサルティングを設立。

コンサルティング・ポリシー

『1ミリの変化を心から喜ぶ』

支援実績(得意分野)

  • ◆経営者の想いをワクワクする言葉で表現する理念策定支援
  • ◆採用ビギナー企業に対する適正コストでの新卒採用支援
  • ◆自ら考える人材を育成するケーススタディ研修の開発
  • ◆評価制度の運用・定着を通じたマネジメントの仕組みづくり
  • ◆ミッションやバリューの浸透を促す人事評価制度策定支援

当社での役割

  • ◆社員が作成したドキュメントに対する厳しくもやさしい品質チェック
  • ◆個人が開発したナレッジを他のメンバーが使えるノウハウに標準化すること
  • ◆仕事に使えそうな流行りのエンタメ情報を社員に共有すること
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