#79
「相手のことを考える」ということ
今月のコラムでは、
レジリエンスが低い人の特徴の一つである「相手の理解不足」を取り上げます。
「相手の立場になって考えなさい」と言われても、
難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。
ここでは、私が実践している方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
次のシーンを思い浮かべてください。
結婚生活5年。
フルタイムで仕事をしつつ家事の7割行っている妻と、
フルタイムで仕事をしつつ、家事の4割を行っている夫の
2人家族がいます。
毎日の食事は妻が作っており、
19時30分になったので、いつものように夕食の準備をはじめました。
夫は20時30分まで仕事です。
そして仕事が終わるとお酒を冷蔵庫から出し、テレビを見ながら飲み始めます。
これが二人の日常です。では、この状況が続くと何が起こるでしょうか?
妻が夫に対して「たまには手伝ってよ!」と文句を言うと、
夫は「俺だって疲れてるんだからゆっくりさせてくれよ!」と返答します。
こうしたやり取りが続くと良い方向には進みませんよね。
この状態が、レジリエンスの低い人の特徴でいうところの「相手の理解不足」です。
では、この時の「相手の置かれた状況」を想像してみましょう。
夫は今日大事な商談があって、
準備と商談、上司への報告、上司と今後の進め方の打ち合わせなど、
1日中、心休まる時がなく仕事をしてクタクタだったのかもしれません。
妻は日頃から何も手伝ってくれない夫に対して小さな不満を抱えていました。
そして今日は仕事で失敗して落ち込んでいたのに、
いつものように酒を飲んでテレビを見ている夫の姿を見て
イライラしてしまったのかもしれません。
このように、どんな状況なのかがハッキリとわからなくても、
「こうなのかもしれない」と推測することが大事であり、これは可能です。
今回の事例では、お互いが相手の状況を推測できれば状況は大きく違っていました。
さらに言えば、夫は日頃から妻に
「仕事が終わってから夕飯を作るのは大変だろうから、何か手伝おうか」
と一言声をかけてあげていれば、
妻も日頃の不満を募らせることもなかったでしょう。
そうすれば妻が今回の事例のように急に怒ることはなかったかもしれません。
「相手を知る」ことは、まず相手の置かれた状況を推測することから始めましょう。
そして次に、日頃から相手の気持ちになってお互いができることからおこないましょう。
そうすることによって、自然と感謝の気持ちが生まれ、関係は良好になっていきます。
例えば、夫が普段から「手伝おうか」と言っていれば、
何も言ってこない日に妻は「今日は会社で何かあったのかな?」と心配し、
声をかけるかもしれません。
このように「相手を思った行動」をとることで、相手のことをより知ることができ、
普段と違う行動に気づけるようになり、声をかけることができるようになるのです。
これがレジリエンスの高い人の特徴である「相手のことを知る」ということです。
ぜひレジリエンスの高い人になるためにも、
➀相手のことを推測する
(想像ではなく推測です。日頃から推測できるように相手の普段の行動や思考のパターン、価値観などの情報を収集することも大事なことです。)
➁相手に対して自分ができることを実践する
の2つに取り組んでみてください。
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