#78
南阿蘇のレジリエントな社長
熊本の地獄温泉 青風荘。
そこに今月妻と宿泊しました。
今月のコラムでは、
そこで私が出会ったレジリエントな人(レジリエンスが高い人)を紹介します。
青風荘は創業200年を超える歴史ある旅館。
この旅館のオーナー河津誠社長が今回紹介する方です。
宿泊業はコロナで壊滅的なダメージを負った業種の1つ。
この青風荘もコロナによって大きなダメージを負ってしまった旅館です。
しかし実は、この青風荘はコロナの前から大きな試練にみまわれました。
それは2016年。
記憶に残っている人も多いであろう熊本地震です。
わずか4日間のあいだで2度のM7以上の地震が発生しました。
「本当に大変だった。一回目の地震は熊本空港やその先の方で被害が大きくて。
まだこの場所は被害がなかった。だから他人事だったんです。
でもその四日後にまさか二度目の地震がくるとは思わなくて…」
そう教えてくれたのは目の前で私達の食事を作ってくれた河津誠社長。
食事をしながら当時の話を教えてくださいました。
このコラムを書いている今、
『聞いた内容をコラムで書きたい!』という気持ちが
とても強く出てしまっているのですが、
それは実際に宿泊して河津さんに聞いてください(笑)
なぜなら、この河津さんから教えていただいたリアルな体験談こそが、
河津さんが、これから地獄温泉の武器になると言う旅館の「体験」だからです。
接客がいいのは当たり前、食事が美味しいのも当たり前、
そこにプラスして話す震災当時と、そこから復興までのストーリー。
それこそが価値であり、お客様の体験になるのです。
河津社長は宿泊施設がすべて土砂崩れで埋もれ、地震とコロナで復興も進まず、
収入もなく、先行き不安な中で何とか頑張ろうと色々試行錯誤してきました。
そして多くの人に会い、協力を得ながら、ようやく宿泊施設が再オープンしました。
なかには悪い人もたくさんいたそうです。そして何度も挫けたそうです。
でもその度に立ちあがって、歯を食いしばって、
地獄温泉清風荘を再オープンまで甦らせたのです。
(ちなみに「清風荘」から「青風荘」に名前を変えているので、
インターネットで調べると両方の施設名が検索で出てきます。
名前を変えたのにもストーリーがあるのでここでは秘密です!)
家族のため、地獄温泉を利用する方々のため、
そしてこれから大災害にあうかもしれない人達に先達として話ができるようになるため、
そうした様々な想いを胸に何度挫けても立ちあがっている河津社長の話を聞いて、
私達夫婦はすっかりファンになってしまいました。
大変な苦境に陥りながらも、笑顔で当時の話を語る河津社長。
この人間力の根底はどこにあるのでしょうか。
私はひとつに
「阿蘇は素晴らしい。そしてここに来た人にその素晴らしさを体験して欲しい」
という強い気持ちだと思います。(これを何度もおっしゃっていました)
この強い想いこそが苦境を乗り越えるために必要なことなのでしょう。
皆さんは自分の仕事に対して、
何かをしたいという強い気持ち、あるいは「芽」をお持ちでしょうか。
きっとその芽を見つけることこそが、
困難に立ち向かうために必要なことなのだと思います。
ぜひそうしたことを考える時間を設けてみてくださいね。
まさに「レジリエントな人」に出会えた素晴らしい旅行でした。
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